ここ数年、従業員の増加に伴い社内統率に問題を感じていました。従業員のためにも職場環境改善に取り組みたいと県立ハローワークのプロ人材拠点に相談しました。私が強く願っていたのは、大手企業の手法の押しつけではなく、当社に合う柔軟な対応です。石川さんは社内の様子をみながら改善を進めてくださり、従業員の意識が変化しつつあります。この改革を技術力・生産性向上の礎として、私たちは地域に必要とされるものづくり会社へとさらなる成長をめざします。このリーフレットを手に取られる方、改革を考えられる方にはぜひともプロ人材拠点への相談をお勧めします。

　2018年3月に定年退職するまで、大手企業の化学畑で技術開発などに携わってきました。退職後は培った知識や技術を新たな場所で伝え、社会に貢献したいと思いました。その意志を人事部に伝えていたところ、鳥取県との提携によって、エイブル精機を紹介されました。当初は米子と自宅の東京を１週間交代で行き来し、もっと深く関わろうと昨夏から米子に滞在しています。
　この１年間取り組んでいるのは組織改革です。従業員への聞き取りから社内コミュニケーションに課題を見出し、製造業の基礎である５S活動、QC活動をグループで話し合って進めてもらっています。徐々に改革への理解が生まれ、成果が現れ始めてやりがいを感じています。
　国内企業の99％は中小企業。その役に立ち、日本を盛り上げる機会が与えられていると、私と同様の立場の方々に知っていただきたいですね。