システム開発や企業のプロモーション・WEBサイト制作、映像制作など多岐にわたる事業を展開している。 ARやVRなど最新の技術を取り入れたり、2年前からリモートワークを積極的に実施していたりと、新しいことに次々と挑戦している。

副業人材を募集したきっかけは何ですか?


これまで私たちが経験したことのない新たな分野で、オンラインを活用した新しいサービスを作りたいと考えていて、 その立ち上げを牽引してくれるプロジェクトマネージャーを探していました。

 

私たちが既存でやっている事業はほぼ受託開発のため、新しいサービスを作って売るということは初めてで、 ノウハウの不足を補ってくれる人が必要でした。

そんな時に「とっとりプロフェッショナル人材戦略拠点」から副業人材の活用をご提案いただき、Skill Shiftの鳥取県特集で副業人材を募集しました。

どんな方から応募がありましたか?

 

実際に募集をかけたのは1週間だったのですが、早い段階で8名から応募がありました。応募してくれた方は、経歴もスキルもすごい方ばかりでしたが、 正直、どこまで私たちの事業内容を理解してもらえているのだろうという不安があり、選考もとても悩みました。

 

そこで、まずは  書類選考で3名に絞り、そのあとは皆さんと直接お会いして決めることにしました。こういう時代なので、リモート面談も有効かと思いますが、 副業といっても我々としてはとても大切なことをお願いするので、直接お話したいと思ったんです。

3名の方と直接お会いして最終的に町田さんを採用しました。

 

なぜその副業者を選んだのですか?

アジアなど新興国でのインフラのIT化にプロジェクトマネージャーとして携わったご経験があったことと、何より、良いことも悪いこともはっきりお話をされるところにとても好感を持ちました。私、そういうストレートにお話される方が好きなんです。私たちがやろうとしている新しいサービスを面白そうだと言ってくれたのも嬉しかったですね。


また、地域振興にもご興味があり、現在、大学院でも学んでいらっしゃるので、そういった事業に対する情報もたくさん持っておられました。私たちの事業でも、もっと地域に根差したサービスを展開していきたいと考えていたところだったので、町田さんと私たちの将来のビジョンがマッチしたのも採用の決め手になりました。

 

副業者を採用したことで、どのような変化がありましたか?

採用が決まってまだ2ヶ月弱ですが、早速新しいサービスの開発を手がけてもらっています。

現在は、チャットでのやりとりと、週に1度オンラインで会議をするようにしているのですが、その度にいろいろな課題の洗い出しと、課題解決に向けた提案をしてくれます。やはり私たちが知らない情報をたくさん持っていらっしゃるところが最大の魅力です。


特に、私たちが始めようとしているサービスだと、設計がとても複雑なんですが、それをきちんとイメージに落とし込んで具現化してもらえる。私たちにいままでなかったノウハウを知ることができて、世界が広がりました。
当初このサービスを動かしたいと考えた時は、なんとなく年度内にサービスのプロトタイプを作ることができれば良いなという目標だけはあったものの、何から手をつけて良いかわからず、正直間に合わないのではないかと思っていました。

 

町田さんを採用したことで早めにサービスの開発に取り掛かることができたので、今ではなんとかゴールが見えたような気がします。自社ではまずこのスピード感では進めていないので、とてもいい形で進んでいますね。

 

これまで私たちが立ったことのないステージに導いてくれただけではなく、一緒に実行していただけるというのはとてもありがたいことだと思っています。

 

まだ副業人材を活用したことのない企業に向けてメッセージをお願いします

 

まずは「迷わず副業人材の活用を検討してみてください」ということです。

私自身、やってよかった!と思う点がたくさんあります。こういったプラットフォームを作ってくれたことに感謝ですね。

 

地方の経営者は都会に比べてまだまだ副業というものに対して温度差があると思うんです。地方独特の習慣とかいろんなしがらみにとらわれて、新しいことをやろうとした時に自から先陣を切っていくことを躊躇する経営者が多いと思います。でも、そこから一歩踏み出した先に次のステップが見えてくるんです。


新型コロナウイルスの流行も影響して、東京などの都会では事業形態の多様化だったり、合理化が進んでいます。鳥取に限らず、これからは地方もそういったことを積極的に進めていかなければならない時代になると思うので、副業者を雇用するということを視野に入れてみることをおすすめします。

 

 副業人材の町田さんにもお話を伺いました

都内のIT企業にお勤めの町田さん

ローディーネットへ応募した理由

もともと新興国、オフショアのコンサル業務やIT開発に携わっており、この経験を活用すれば新しいサービス実現のスピードアップのお手伝いができるのではないかという思いで応募しました。
応募した時点では、鳥取県との繋がりはありませんでしたが、地方を訪れる良いきかっけになるということ、合わせて、現在大学院で都市工学について学んでおり、地域振興に大変興味があるので、私自身がやりたかったこととローディーネットのやりたかったことが一致していたところがよかったのだと思います。

 

ローディーネットは、地方の企業の中でも挑戦的にさまざまなIT開発を実施していて、地域に根差したサービスをどんどん展開しているので、そういったところに面白さを感じています。